女子高生の毒を描く『暗黒女子』
秋吉 理香子さんのミステリー小説『暗黒女子』を読み終えました。
▼『暗黒女子』ってどんな作品?
ミッション系の女子高である聖母女子高等学院を舞台に、同校の女子生徒で生徒たちの憧れの存在であった白石いつみの不可解な死を巡って疑いの目を向けられた文学サークルのメンバーらが朗読で各々犯人と思う人物を告発する物語。
女子生徒の憧れだった「白石いつみ」。
なぜ彼女は死んでしまったのか、その謎をサークルメンバーが「朗読」という形で告発していきます。
▼『暗黒女子』の登場人物
- 澄川小百合(すみかわ さゆり)
- 白石いつみ(しらいし いつみ)
- 二谷美礼(にたに みれい)
- 小南あかね(こみなみ あかね)
- ディアナ・デチェヴァ
- 古賀園子(こが そのこ)
- 高岡志夜(たかおか しよ)
主な登場人物はこの7人。
物語開始時点では白石いつみが死んでいるため、残りの6人が話を進めていきます。
▼『暗黒女子』を読んでみた感想
何よりもまず、女子って怖いw
女子高の女子高生、という環境が影響しているのかもしれませんが
それでも世の中の女子高生の大半が持っている感情かな、と思います。
いつみの死をテーマに、部員がそれぞれ別の人物を犯人だと告発する朗読会。
一人目を読んだ時点では何とも思わなかったのに、
二人目を読んだ時に「うわ・・・」となりましたw
ラストはまぁ、そうなるよねという展開。
分かってはいても嫌ですw
イヤミスですね。
▼映画化もしている
2017年に映画化作品が公開されています。
主演が清水富美加と飯豊まりえ。
監督は耶雲哉治(やくもさいじ)。
私はまだ見ていないので、いつか見たいなと思っています。
▼こんな人におすすめ
女子の毒に触れたい人にはオススメです。
学生(特に女子高生)は共感できる部分があるんじゃないかなと思います。
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