タレーランシリーズ6巻
岡崎琢磨さんの『珈琲店タレーランの事件簿』シリーズ
先日、6巻が発売していました。
書店で見かけて、
てっきり完結したんだと思っていたので驚きました。
それもそのはず、前作が出たのは3年前!
まさか3年経って続刊が出るなんて思ってもみなかったw
前作までの流れをすっかり忘れていましたが
とりあえず読んでみました。
感想はネタバレを含みますので
未読の方はご注意ください。
感想
今回はタレーランのオーナーである藻川さん関連のお話。
そういえば居たね、藻川のおじちゃん・・・
正直、ちょっと忘れてたよ←
藻川さんがある日、病気で入院することに。
手術を受けることに弱気になっている藻川さんが
ずっと前から気になっていた「妻が家出をした一週間」の真相を知りたい、と美星さんにお願いするところから今回の物語がスタート。
美星さんが「奥さん」と慕うその人の名前は千恵さん。
千恵さんは既に他界しているため、どうやって探っていくのかと思っていたところに現れたのは、美星の親戚である小原ちゃん。
藻川さんのお見舞いを兼ねて浜松から京都までやってきたらしい。
美星さん、アオヤマさん、小原ちゃんの三人で
藻川さんの自宅にある千恵さんの物を探していると、
ある一枚の写真を見つけてしまう。
そこに写っていたのは、一人の男性と奥さん。
写真の日付は、奥さんが家出をしていた一週間の間を示していて。
・・・とくれば、よからぬ想像をしてしまうのも無理はないでしょう←
いやほんとに。奥さんやっちゃったかと思った。
ただ、その写真をみた小原ちゃんが、写真の男性は画家だという。
どうやら小原ちゃんは何か知っている・・・?
画家であるその男性、影井城について調べていくうちに
明らかになっていく真実。
影井さんの遺作の絵に、奥さんと影井さんの不貞を示す手がかりがあるかも、
ということで絵を探しはじめ・・・。
読んでいく中で美星さんを襲った犯人は分かったけど、
小原ちゃんの秘密は分からなかったなー。
びっくりした。
結果的に影井さんと奥さんは男女の関係ではなかったけど
小原ちゃん(塔子ちゃん)の言いたいことも分かる・・・。
男女の関係があれば幸せなのか、というと必ずしもそうではないけど
影井さんが報われてほしい、と考えると
それが一番分かりやすくて幸せなのかなと思ったりもする。
ただ、奥さんには藻川さんがいたから複雑ー!!
結果的にはこれで良かったんだと思うけど。難しい。
あとラスト!!
やっと美星さんとアオヤマさんに進展が・・・!?
進展してるよね? そういう流れだよね?
その後の二人がどうなっていくのか気になります。
続刊、出るのかなぁ。